先日の投稿で「Think Book 13s Gen2」の紹介記事用の「ベンチマークテスト」をしていた時にふと思いついた検証を今回はやってきます。
というのも、このThink Bookのベンチマークテスト中、特にFF15とPSO2NGSについては本体温度がとても熱くなっていました。
この状態では、パソコンのパフォーマンスが低くなっていることが考えられます。
なので今回はノートパソコンの冷却性能を補助できるようなツールを用意してみました。
まぁ結果は大失敗に終わるのですが、その理由と次の対策案も考えていますので、最後まで読んでいただけたらと思います。
ファン付き冷却台
当初はシンプルな台座を用意する方向で検討していました。
しかし、冷静になって考えてみれば僕がノートパソコンを置いているのはスチールラックの上で、パソコン下はスカスカな状態になっています。
なので「浮かせた所で性能に差は出てこない」と判断して本体に風を送り込むことができるパソコン台を購入しました。
商品の選定理由は特になくて、近くの電気屋(コジマ)で1,950円と割と格安で販売されていたのが理由です。
早速検証
検証環境
なるべく条件をそろえるため、下記の条件で検証を行いたいと思います。
- 使用するベンチマークは「PSO2NGSベンチマーク」
- パソコンは冷却台の上に置いた状態、スチールラックの上に直置きの状態で検証
- 冷却台の上に置いた時はファンを回した状態と、ファンを止めた状態で検証
- 条件変更の前は、本体を約10分休ませて本体温度が下がった状態で行う
- 1条件につき2回の検証を本体を休まずに行う
以上が今回のベンチマークテストで行う内容になります。
PSO2NGSベンチマークは、簡易グラフィック設定「中」で実行していきたいと思います。
しばらく、PSO2をプレイしていなかったですが、かなり綺麗に進化していてビックリしました。
【検証①】冷却ファンON
ベンチマークスコアは「3906」となりました。
推奨スコアは5000以上なので、まだまだ足りませんが前回記事に上げるためにテストを行った「簡易グラフィック設定 低」と同じレベルになりました。
これは効果を期待していいかもしれません。
【検証②】冷却ファンOFF
スコアは「3963」...。??
2回ベンチマークを動かしてみたものの、どちらも冷却ファンがなくても同じレベルのスコアをたたき出してしまいました。
冷却台があることで、ファンの能力に何かしらいい影響があるのかもしれません。
僕にはこの原因がわからない。しかし、この後の検証でより確実な結果を得ることができるはずです。
【検証③】ステンレスラック直置き
冷却台がない状態です。
要は前回の記事を投稿するためにベンチマークテストを行った環境となっています。
ここでスコアが低下すれば、企画は成立するわけですが、現実は甘くはありません。
そのスコアは「4009」!!
見事に最高記録をたたき出してしまいました。なんで???
冷却ファンは無意味なのか?
僕自身も、ここまで企画がぶっ壊れてしまうのは予想しておりませんでした。
なので、この先の記事の構成は入力しながらの一発本番で作成している状態です。
不幸中の幸いなのが、このパソコンのポテンシャルが、当初僕が考えていたよりも高性能であることが判明したということです。
いったい何が原因で前回計測したスコアが低くなってしまったのか、残る謎はこれになってきます。
考えられるのは、「一体いつから ”簡易グラフィック設定 中”を使っていないと錯覚していた?」というパターンですね。
ガジェットレビューを生業にしておいて、しっかりやらかしてしまう辺りが、まだまだこれが本業にできない理由なのだろう...。
と自分の行動を振り返りながらぼんやりと考えていました。
そして、ここからが本題なのですが「パソコン冷却台」の効果がほぼ皆無だった理由について、仮説を立ててみました。
【仮説①】パソコンの吸気ファンが下にある
僕の使用している「Think Book 13s Gen2」は本体の下に吸気ファンがあります。
なので、この吸気ファンをふさがないよう、ゴム足で少し高さを稼げるように設定されています。
この構造をみた当初の僕は「ここに向かって風を送り込めば本体がさらに冷えるのでは?」と考えたわけですが...。
よく考えてみれば、排熱は本体のファンから行われるわけなので、どれだけ風を送りこんだ所で熱が外にながれる量は変わらないのではないか?と仮説を立てて見ました。
なので、吸気と排気の両方に大型のファンを取付けることが出来れば、熱をうまく逃がすことが可能だと考えます。
【仮説】冷却台が安物だった
今回購入したのが、大体2,000円と低価格なものとなっていて、風量も静音を優先しているためか風量も控えめとなっています。
Amazonを見てみると今回購入したものの2倍や3倍の価格でファンの数も2~6個搭載しているものや風量調整ができるものと多彩に種類がありました。
先ほど「排気が少なくて結局熱が逃げなかった」と仮説を立てましたが、「強力な吸気」で押し込むことで排気量を増やせばまた少し違った結果はになったのかもしれません。
結論:たぶん無くてもいい
上記の仮説と、僕個人のパソコン使用状況を踏まえた上での結論になっています。
パソコンへの負荷増加の懸念
先ほど、風量調整ができるモデルがある!と書きましたが、肝心のファンへの給電方法がパソコンからのUSB給電がメインとなります。
消費電力が増えるほどパソコンへの負荷が増える状態となってしまいます。
熱によるパソコンへの負担を減らすために、さらに負担をかけるという...。意味がわからなくなってしまう...。
今回僕が購入した風量の弱いファンであれば、問題ないですが、大型の風量が強いファンはそうはいきません。
風量が強い=消費電力が大きいとなりますので...。
USBポートが足りない
僕の使用しているパソコンにも問題があるのかもしれませんが、使えるUSBポートが減ってしまうのはとても痛いです。
Think Bookの場合はUSB-Aのポートが2つしかないので、USBメモリと併用して使用する場合は、別途増設ポートが必要になりました。
僕の自宅環境ではマウスとキーボード用にUSBポートが必須なので、これは非常に厄介です。
マウスもキーボードも今のところは無線化する予定はありません。
特にキーボードはREALFORCEを使い続けたいです。
マウスはそろそろ買い替えを検討しているので、電池式でBluetoothに対応したマウスで良さそうなものを探しています。
しばらくは使うけれど...。
ひとまず買ってしまったものは仕方がないので、使っていく予定です。
来年の3月頃までに、ほとんど使っていないデスクトップを弟に譲る予定になっていて、机周りの配置を一旦やり替える時期があります。
そのタイミングで、このパソコン台を何かしらの方法で処分します。
今のところ、ヤフオクやメルカリに出しても送料の方が高くついてしまいそうなので「ハードオフ」かその辺のリサイクルショップに引き取っていただく予定で考えています。
久しぶりに、買い物失敗して、少し気分が落ち気味ですが...。今回の記事はこのあたりで締めたいと思います。