多くの車好きが必ず自分の愛車に行っている作業があります。
それが「洗車」
お金持ちだったり、生活費のすべてを車につぎ込むような人であれば、自宅に洗車用の設備をそれなりに用意していることが殆どです。
しかし、残念なことに田舎のマンション住まいの僕は自宅に洗車ができる設備を整えることができていません。悔しい。
なので僕が洗車場をよく利用していて、洗車についてはたいていそこの洗車場を利用させていただいています。
今回は、そんな凄く便利な洗車場を利用するお話です。
場所
「洗車の森」の場所は下記の通りです。
他にも複数の店舗がありますが、北九州よりのエリアに住んでいる筑豊民の僕にとって行きやすいのは下記の3店舗なので、ここで紹介するのはこの3店舗のみになります。
そして、この中で一番利用しているのは、水巻の「洗車の森」になりますので、今回もそこをベースに記事を書いていきます。
洗車場の設備は洗車場によって変化してきますので、ここの設備がすべての洗車場にあるとはかぎりませんし、その逆もあります。
ご了承ください。
洗車のやり方は解説しない
これについては、写真を撮りながら洗車作業ができるほどのんびりしていられないシステムの都合によるものです。
あとは僕の洗車技術が正解であるという自身もないので...。
なので今回は洗車場のシステムの他に、たいていの洗車場にも当てはまるであろう「洗車場で気をつけること」をメインに記事としてまとめていきます。
これで洗車に対するハードルを下げていきましょう。
機械よりも手洗い派
そもそも洗車機を使うのであれば、洗車場なんて利用しません。
手洗い洗車がしたいから、洗車場に行くのです。
手洗い洗車のメリットというのは、洗車機よりも細かいところまで洗車が可能といった点にあります。
洗車機でも十分に車体を綺麗にすることが可能ですが、細かい場所まで洗車ができる手洗いのほうが、車体の腹下のような特殊な場所を除いて、ピカピカにすることが可能です。
ピカピカの車が見たいから洗車をするのです。
手洗い洗車はハードルが高い
手洗い洗車は、とってもハードルが高いものです。
その理由として、パワーがかかると言うのもありますが何よりも「道具が必要」と言った部分で難易度が高いのではないでしょうか?
実際に手洗い洗車をやろうと思ったときに必要になる「最低限のアイテム」を羅列していくと下記の通りになります。
- 洗車スポンジ(ウレタン製)× 2個
- バケツ(5L以上)
- 洗剤(洗車用中性洗剤)
- 拭き上げ用タオル × 3~5枚
バケツは案外持っている人が多いですが、スポンジと洗剤というのは、持っていないことが殆ど。
そろえるにしても種類が豊富にありすぎて、オートバックスに行ったら何を購入していいのかわからないし、店員さんのオススメは高い。
お金がかかるし、面倒くさいから、ガソリンスタンドの兄ちゃんに洗車をお願いしてパチンコに行く。となってしまうわけです。
しかし、ここ「洗車の森」はそんな人のニーズにも応えています。というのも、道具はレンタルできてしまうのです。
しかも無料
レンタルできる道具は下記の通りです。
- ムートンスポンジ(ボディ用・細かい場所用)
- タイヤ用スポンジ
- バケツ
洗剤は後述で説明する「泡洗車コース」を選ぶと勝手に出てきます。問題ありません。
ここで注目したいのは「ムートンスポンジ」が貸出される点です。
このスポンジは水分をよく含むので、泡持ちがよくなるだけでなく、もこもこの毛が汚れをからめとってくれます。やったね。
ただし、もこもこの毛のせいでメンテナンスが非常に大変です。しかし、レンタルできるのであれば細かいメンテナンスはしなくともお店の人がやってくれます。
返すときに、汚れと泡を綺麗に流して返せばOKです。とっても楽。
手洗い洗車ブースを利用する
手洗いは手洗い用のスペースに行く
手洗い洗車については、手洗い洗車用のスペースを利用しましょう。
というよりも、手洗い洗車用のスペース以外のどこで洗車をするというのか...。
僕が利用している「洗車の森」では店舗にもよるのかもしれませんが、下記のような洗車コースが選択可能です。
- 水洗車 300円
水だけの洗車です。 - 超撥水洗車 500円
「水→超撥水コート→水」の洗車です。 - 泡洗車 600円
「水→泡→手洗い時間→水」の洗車ワンセットができるようになります。 - 泡超撥水洗車 800円
「水→泡→手洗い時間→水→泡→超撥水コート→水」の撥水コートまでの洗車ワンセットができます。 - 泡超撥水ロング洗車 900円
「泡超撥水洗車」の手洗い時間増量版 - 泡鏡面ガラスコート洗車 1,500円
「水→泡→手洗い→水→下地コート→鏡面仕上コート→水」
これらコースを活用することで、車をピカピカにしていきます。
僕はいつも「泡鏡面ガラスコート洗車」を利用しています。これが一番オススメというわけではなく、仕上がった車がとってもピカピカになるからです。
拭き上げは拭き上げ用のスペースに行く
洗車が終わったあとは、濡れた車体を拭き上げが必要になります。
拭き上げは拭き上げ用のスペースを利用していきましょう。洗車用のスペースは、洗車を利用する人向けにあります。
拭き上げは非常に時間のかかる作業ですので、洗車用のスペースでやってしまうと他の洗車場利用者に迷惑がかかってしまいますので、店舗のルールとして「拭き上げは拭き上げスペースでお願いします」ということです。
ここは自宅で設備があれば、気にすることもありませんから、デメリット部分ですね。
しかし、この拭き上げスペースも充実した設備を搭載しています。それらについては後述で解説していきます。
洗車をする
コースを確認したら、洗車スタートです。
だいたいの流れを説明していきます。
来店から利用準備まで
洗車ブースに行く前に、まずはコントロールセンターに向かい「洗車道具を貸してください」と言えば貸してくれます。
車両を洗車ブースに止めてから、徒歩でコントロールセンターに向かう人も多くいますので、このあたりはお任せします。
その際に「車両のナンバー」と「免許証の提示、番号の記載」が必要です。道具の盗難対策ですので仕方ありません。
「借りる度に手続きするのは面倒くさい」そんな人向けにレンタル用のパスカードがありますので、これからも通う可能性がある人は登録をしてもいいかもしれません。
洗車スペース利用の流れ
今回利用するコースは「泡鏡面ガラスコート洗車」を利用していきます。
前準備
まず、作業前にバケツに水を入れます。だいたい、3分の2ほど水を入れましょう。
ここで洗車用洗剤をもってきている人は、泡を作っておくと、より車を泡まみれにすることができますので、汚れを落としやすくなります。
水洗車
マシンに繋がっている洗車ガンから高圧水がでてきます。
高圧洗浄機を所有していない人にとってはかなりありがたいですね。
自宅で洗車できる環境がある方でも、高圧洗浄機を所有していないという方も0ではないと思いますので、自宅で洗車できる人でもたまにはこう言った場所で洗車をすることでいつもより車がスッキリします。
こんな砂汚れが着いた状態でゴシゴシすると大変なことになってしまいますから、高圧水で飛ばせるものは飛ばしてしまいます。
(これが正しい洗車なのかは、わからない)
泡
高圧水が止まったら、洗車ガンから泡がでてきます。
水が止まったからといって洗車ガンを収納しないようにしましょう。
からにクリーミーな泡がでてきますので、車体にまんべんなくかけていきます。
手洗い時間
ここから時間との戦いが始まります。
手洗い時間は7~9分です。スピーディーかつ丁寧に洗車していきます。
ぶんちょっちょ見たいはハイトワゴンや、ミニバンの方でもルーフを洗えるように脚立もありますので、上手に活用していきます。
ゴム手袋を装備すると爪でボディを傷つけるリスクを減らせるのでオススメです。
水
ここでも高圧水がでてきます。丁寧に泡を流していきましょう。
通常の泡洗車を選択した場合はここで作業終了です。拭き上げスペースに移動します。
そして、「鏡面ガラスコート」を選択した人はここからは腕の筋肉の持久力が試されます。
ガラスコート下地
ガラスコート下地のケミカルがでてきます。
高圧水の状態のまま発車されますので、これも車両全体にいきわたるよう上手にケミカルをかけていきましょう。
ガラスコート
ガラスコートのケミカルがでてきます。
当然、高圧水のままでてきます。ここから腕が少ししんどくなってきますので上手に持ち替えながら車両全体にまんべんなくかけていきましょう。
水
余分なケミカルを水で流していきます。
ケミカルが残ると、シミの原因となり塗装を痛める可能性がありますので、これもまた丁寧に車両全体にかけていきます。
洗車終了
洗車ガンを、マシンに戻し、脚立も元の場所へ戻したらバケツの外側をサクッと拭きあげて車に載せて拭き上げスペースへ移動しましょう。
車両の拭きあげ
車体の洗車が終了したら、車の拭きあげが始まります。
ここが洗車で最も時間がかかる工程といっても過言ではありません。
しかし、ここは設備が豊富なコイン洗車場です。お金さえ払えば拭きあげ時間を短くするアイテムは豊富に存在しています。
洗車機のある場所へ移動する
「せっかく手洗いしたのに、なんで洗車機?」と思う方も少なからずいるとは思います。
しかし、僕が利用している場所では「洗車機のブロワー機能だけ」を利用することが可能です(1回100円)
たった1~2分のブロワーで、拭きあげ時間を大幅に短縮することが可能となっています。
ブロワー1回での仕上がりイメージとしては、通常の拭きあげ時間が2時間だとすると、それが半分になります。かなり楽です。
パッと見で拭きあげが楽そうになっていることがわかるかと思います。
入り組んだ形をしたパーツや、傾斜の強いフロントガラスなどどうしても、水が飛びにくいところとその周辺は水滴が残っていますが、ボンネットや、ルーフのような平らな面はかなり綺麗に仕上がります。
さらに時短を求めるなら追いブロワー
実はこの拭き上げコーナーにもブロワーが存在しています。
上記の左奥にある白い機械がそれになります。
このハンディ式ブロワーを使用することで、エアロ、エンブレム、ナンバープレート等々の隙間の手が入りにくい部分にある水滴を綺麗に飛ばすことが可能となっています。
水滴を飛ばしたら拭きあげ開始
ここまでできれば、あと少しで洗車作業が終了します。
拭きあげ用のタオルについても、この拭き上げスペースでレンタルすることが可能です。
レンタルは洗車道具と違って、セルフ方式でレンタルするようになっています。
レンタルできる枚数は、ボディ用(青色)上限3枚まで、タイヤ用1枚?となっています。
拭きあげが終了したら、洗車はとりあえず終了となります。
さらに車を綺麗にしていく
ここから先は、もっと車を綺麗にしていく工程に入ります。
まずは定番の掃除機ですね。5分100円で利用できます。
ここまでなら、わざわざこの枠を用意することはありません。もっと優秀な機能がありますので紹介していきます。
マット洗浄機
車のフロアマットを洗浄できる機械です。利用できるマットに制限があって、ぶんちょっちょ(日産デイズ)の場合は、後部座席のフロアマットのみ利用できました。
非常に綺麗になりますが、利用できるマットの制約が厳しいので、後部座席用のマット以外は殆どのマットで利用できないような気がします...。
オゾン脱臭機
車内の臭いが気になる人は必見の機械、それがオゾン脱臭機です。
5分300円で利用することができます。
なかなかとれないマックの臭いから、たばこやペットの臭いもしっかり脱臭してくれる超優秀な機械となっています。
タイヤワックス
コントロールセンターにて、100円で購入することが可能です。
タイヤがツヤツヤになりますので、見た目が引き締まります。非常にオススメです。
帰る前は忘れ物に注意
僕は何度か、マイバケツを忘れて帰宅しました。
洗車後はクタクタになりますので、注意力が散漫になってきます。
帰宅する前に、レンタルをした洗車道具の返却忘れと自分の荷物を忘れていないかの確認は怠らないようにしましょう!
定期的に行く人は洗車プリカがオススメ
一回、ここの設備を利用して良いと思った人へは「洗車プリカ」の購入をオススメします。
定期的に行くのであれば、洗車が実質半額になる便利アイテムです。
5,000円分プリカが、2,500円で購入できますので、定期的に車を綺麗にするために訪れる人の必須アイテムと言えるでしょう。
設備が充実していると洗車が楽になる
自宅で洗車する場合は、洗車用の道具を揃えたりするのが大変ですが、コイン洗車場であれば道具を用意しなくても洗車ができるようになる。
そんな利用しやすい施設となっていますので、ぜひ活用してください。