突然ですが、皆さんは「スマートトラッカー」って使っていますか?
iPhoneユーザーなら「AirTag」でおなじみですが、Androidユーザーにはちょっと遠い存在でした。
あれ、欲しかった。
僕はメイン機種がPixelのAndroidユーザーなのですが、あのアイテムが正直うらやましい。
AndroidにはAppleの「探す」みたいな機能がないため、AirTagが使用できず、かなり苦労しました。
ところが、2024年秋ごろから、Androidの「デバイスを探す」という機能が強化され、AirTagのようなアイテムを登録すると、タグの位置を追跡できるようになりました!

これはマジで神
今回は、その「デバイスを探す」に対応したタグの中でも、割と安く入手できるアイテムを見つけることができましたので、そちらを紹介していきます。
MiLi MiTagの特徴

そして今回購入したのが、こちらのMiLi MiTag(ミリ・ミータグ?ミタグ?)になります。
これが今まで、Androidユーザーの手元に渡ることの無かったAirTagの代用品、Android対応のスマートトラッカーになります。
ずっと欲しかった。こういうの。
サイズ感はキーホルダーぐらい

とりあえず、手元にあったものと比べてみた。
直径約4cm(公式3.85cm)の厚みが約1cm(公式0.9cm)の、ちょっと小さいキーホルダーと同じぐらい。
厚みがあるので、SECRIDの財布にいれるには、ちょっと使いにくいですが、鍵系に取り付けるには充分コンパクトなサイズ。
Androidに対応した劣化AirTag
「この製品の特徴ってなんだろう??」と考えたときに、正直これ以上の表現は出てきませんでした。
それも当然っちゃ当然で、使い方はほぼ同じ、それ以上の機能は無い。
性能はまだまだAirTagと同じとは言い難い性能だったため・・・です。
でも、今までこんな感じのスマートトラッカーに縁が無かったAndroidユーザーとしては、かなりの吉報で、無くしものトラブルがこれでかなり削減できると思われます。

ほら、ここちゃんと「Work With Android Find My Device」って書いてる。
「デバイスを探す」対応トラッカーで最安値
このデバイスでかなり評価できることがあるとすれば、金額がかなり安い。
購入価格はAmazonで2,499円。
AirTagのほぼ半分の金額
かなりお買い求めやすいのが特徴のツールになっています。
製品名 | MiLi MiTag | Apple AirTag |
金額 | 2,499円 | 4,779円 |
対応OS | Android | IOS |
そして、同じAndroidの「デバイスを探す」に対応したトラッカーの中でも安価。
何個か購入検討をしていたものがあるので、それと比較するとこんな感じになります。
製品名 | MiLi MiTag | LPebblebee Clip | Chipolo ONE Point |
金額 | 2,499円 | 4,980円 | 4,500円 |
対応OS | Android | Android | Android |
エアタグと比べても、他製品と比べても分かるように、基本的にスマートトラッカーは4,500円以上するものが殆どで、僕が買ったものが安いことがわかります。
ただ、実際には安いトラッカーが今まで存在しなかったわけではありません。
今回はAndroid純正アプリ「デバイスを探す」に対応したものが、こういう金額になっているというだけですので、従来どおりのメーカーオリジナルのアプリを入れて使うトラッカーとは少し違う目線で評価していますので、その点はご注意ください。
MiLi MiTagの使い方
モノが手に入ったから早く使おう
ということで、早速使っていきます。
セットアップ方法
使い方は非常に簡単です。
まずは「デバイスを探す」のアプリをスマホから探し出します。

アプリが開いたら、自分が利用しているデバイスたちがこんな感じで表示されます。

真横にタグを用意して、タグの真ん中ぐらいを長押しします。
今回たまたまOPPO Reno11Aが手元にあったので、参考が作りやすい。

ピロピロ音が鳴ります。
しばらくすると、スマホ画面になんか表示がでるので、画面指示に従って操作をしてください。




すべてのセットアップが完了すると「デバイスを探す」のマイデバイスの中に、先程追加したタグが出現します。

これで基本的なセットアップは完了です。
ここまでやっておけばもう使えるところまで来ていますが、あと少し、細かい設定を済ませると後々が楽になるので、そこまで設定を頑張りましょう!
デバイスの名前変更と共有

マイデバイスの一覧からセットアップしたMiTagを開くと、MiTagの位置情報と一緒に上の画像が表示されます。
設定マークをタップすると、次のような画面に切り替わります。

この画面で「デバイスでの名前」「カテゴリー」「他ユーザーへの共有」ができるようになっています。
ここにおける「他ユーザーへの共有」はGoogleの「デバイスを探す」アプリが利用できるユーザーに限られます。
つまり、Googleアカウントを持っている人にだけ共有が可能という状態なので、ご注意ください。
Googleの「デバイスを探す」とAppleの「探す」に互換性は無い。
これ、あとから知ったのですが「デバイスを探す」のアプリは開かなくてもセットアップできるみたいです。
インストールさえしておけばOKみたいなので、思ってるよりセットアップは楽ですね。
MiLi MiTagのできること

端末のセットアップが完了したら、MiLi MiTagを追跡したいモノに取り付けます。
今回は鍵に取り付けました。
タグの位置を確認可能

MiLi MiTagはスマートトラッカーなので、タグの位置情報が分かるようになります。
モザイクまみれですが、画面はこんな感じですね。
続いては「付近を探す」機能
家にはあるみたいだけど、パッと見だと見つからない。
そういう時に、スマホとタグがどれだけ離れているか?を教えてくれる非常に便利な機能です。



だんだん近づくと、モワモワが大きくなってめちゃ近づくと教えてくれる。
この機能でも見つけられない・・・。という時に使えるのが「音を鳴らす」機能
実際に鳴らすとこんな音がなります。
割と大きめな音がなってくれるので、タグのスピーカーが塞がれるみたいな事態にならなければ、見つけることはできる・・・と思います。
5秒ちょいで鳴らすのをやめたのが微妙にひっかかりますが、機能としてないよりはマシでしょう。
特に目立った不満はなし
スマートトラッカーとして、全体的な機能に不満はなさそうです。
もともと、Androidにはこういったデバイスが存在しなかった期間が非常に長いので、まずは存在しているだけで充分。
次に、普通に使えることが大切・・・。
今まで、Anker eufy Securityトラッカーを使用していましたが、あれは専用アプリを使ってもAndroid端末の場合は最後にタグをスマホが接続した場所を示すだけでした。
なので、外出中でタグを落としても、最後に接続していたのが自宅なのであれば、タグは自宅を示すことがありました。
結構ポンコツだったので、Android端末のネットワークを駆使することでタグの場所を追跡できるようになった今回のデバイスは、存在してるだけで神。
耐久性、バッテリーの持続性は要検証
今回、そこまで細かく検証する時間がなかったので、記載していませんがバッテリー持ちも重要。
使っているボタン電池(CR2032)を新品で入れて約1年間は問題なく利用できるらしい。
使用頻度によっても変わってくると思うので、全然ダメそうだったら記事にしようと思います。
ダメなもんを紹介するのはよくないからね。
財布には不向きな可能性あり
不満ではなく注意点が1つ。
僕みたいにSECRIDのミニ財布を使っている人は、このタグは少し大きすぎます。
実際にいれるとこんなかんじですね。
無しバージョンとも比較しましょう。


露骨に膨らみます。
調べた限りだと、まだカードタイプは売られていないみたいなので、この辺は従来通り我慢していくことになりそうですね。
オススメできる人
MiLi MiTag特徴まとめ
- Androidの「デバイスを探す」に対応
- キーホルダーサイズ
MiLi MiTagをオススメできる人
- Android端末ユーザー
- 鍵、カバン(リュック、キャリーバッグ)にスマートトラッカーを使いたい人
MiLi MiTagをオススメできない人
- iPhone端末ユーザー
- 財布にスマートトラッカーを使いたい人
AirTag難民のAndroidユーザーが救済された
今まで、AndroidユーザーはAirTagのような超絶便利なスマートトラッカーを使うことができなかったわけですが、今回MiLi MiTagのおかげでその問題が解決したと言っても良いでしょう。
AirTagが使っているiPhoneのネットワークと違って、日本国内はAndroidユーザーがiPhoneユーザーよりも少ないため、どこまで精度がでるか?という課題とがありますが、そもそも機能が無かったことを考えると、かなりの進歩。
今まで追跡はできなったから、助かる。
これで鍵、カバンの紛失や盗難時にアイテムの場所を追跡しやすくなりますので、安心感が増えます。
本当にAirTag難民だったので、救済されてよかった。