僕はメインのイヤホンとして「Soundcore Liberty 4 Pro」を使用しているのですが、この手のイヤホンって長時間使用していると耳が蒸れてしんどい。
このままだと、いつか耳トラブルが発生しそうだと感じたので、今回は耳が蒸れないイヤホンとして「Anker Soundcore C30i」を購入しました。
オープンイヤー型のイヤホン
初めてこの手のイヤホンを使ってみるので、とりあえずエントリーモデルを買ってどんなもんか?をレビューしていきます。
オープンイヤー型のイヤホン

オープンイヤー型
耳を塞いで、ノイズキャンセリングを搭載、音に集中できる環境を作りあげるカナル型イヤホンとは対象的に、耳を塞がないのが、これらオープンイヤー型の特徴です。
オープンイヤー型には、骨伝導や耳掛け型などがあり、とにかく耳を塞がないことが特徴です。
個人な理解度しては、カナル型イヤホンが苦手な人が使うイヤホン。
これぐらいなもんなので、今回自分で買って使って、知っていこうと思います。
耳を塞がないことのメリット
カナル型イヤホンが圧倒的に多数で、定番だとされる世の中でマイノリティ側、少数側の商品をわざわざ選択したわけですが、オープンイヤー型にはカナル型のデメリットがそのままメリットになっているようなイヤホンです。
簡単にまとめると以下のような感じ
- 長時間装着しても蒸れにくい
- 外耳炎等の耳トラブルリスク軽減
- 周囲の音(車や人の声)を自然に確認できる
僕は、PC作業の作業用BGMを流す時や一人で外を歩く時に、イヤホンを装着しているのですが、長時間装着していると、耳の中が熱を持つし蒸れます。
蒸れると不快だし、外耳炎等の耳トラブルが発生する可能性が高まります。
春、秋、冬はあまり気になりませんが夏はしんどい。
このままだとマズイ
と思って、オープンイヤー型を試してみることにしました。
Ankerのオープンイヤー型ラインナップ

そんなオープンイヤー型ですが、色々な形状のモデルが存在しています。
Ankerのオープンイヤー型は大きく分けて2つ。耳掛け型とイヤーカフ型というラインナップになっています。
- 耳掛け型
耳の上にかけて固定するタイプ。スポーツ向けに安定感はあるものの、メガネとの併用で干渉することも。 - イヤーカフ型
耳の軟骨に挟むように固定するタイプ。軽量でメガネ使用者にも相性が良い。
具体的に発売されている製品は下記
イヤーカフ型 | 耳掛け型 |
Soundcore Aero Clip ¥17,990 | Soundcore Aero Fit Pro ¥19,990 |
Soundcore C40i ¥12,990 | Soundcore Aero Fit 2 ¥16,990 |
Soundcore C30i ¥5,990 | Soundcore Aero Fit ¥12,990 |
Soundcore V40i ¥9,990 | |
Soundcore V20i ¥4,490 |
僕は普段メガネをかけているので、耳掛け型だとフレームと重なって装着感が悪くなることがありました。
その点、C30iのようなイヤーカフ型はフィット感が良く、メガネ併用でも使いやすいと感じました。
Soundcore C30iの詳細スペック

Soundcore C30i | Soundcore Liberty 4 Pro | Soundcore Liberty 4 | |
装着スタイル | オープンイヤー型 (イヤーカフ) | カナル型 | カナル型 |
金額 | 5,990円 | 19,990円 | 10,740円(セール中) |
イヤホン本体の 使用時間 | 最大10時間 | ノイキャン 7.5時間 標準 10時間 | 最大7時間 |
ケース込みでの 使用時間 | 最大30時間 | 最大40時間 | 最大36時間 |
ノイズキャンセリング の強さ | なし | めちゃ強い | 強い |
マルチポイント | 対応 | 対応 | 対応 |
操作 | タッチ式 | つまみ スワイプ | つまみ (感圧センサー) |
無線充電 | 非対応 | 対応 | 対応 |
ケース | 上に開く | スライド式 | スライド式 |
音質は普通、使えたら良い人向け

僕自身がオープンイヤー型を初めて使用するので正確な音質レビューというよりも、初めて使ってみてどう感じたか?の視点でまとめていきます。
どれだけカタログ値をまとめたところで、性能詐欺みたなことをが起こるのがイヤホンの世界。
とにかく使ってどう感じるのか?を大切にしていきたいと思っています。
音質
Soundcore C30iの音質は「全体的に使うことはできる。」と言った感じで高音質を求める人には当然向かないし、低音がかなり弱いです。
音に厚みがない。と表現したらいいのかな?
Soundcoreアプリでイコライザー調整が可能なので、カスタマイズで誤魔化しはできると思います。
僕は面倒くさいのでしないと思います。
ごちゃごちゃと言ってますが、このイヤホンを買った目的が音質ではないですし、価格も5,990円と安いので、それを考えれば許容範囲と言った感じ。
耳を塞がず、外の音が聞ける設計になっている=音に集中する必要がない。ということなのでOK。
壮大な音漏れに注意
Soundcore C30iは耳を塞がないイヤホンなので、音漏れは非常に気になります。
なので、身近な人に確認してもらいました。
「静かな空間だと音漏れしてる感じする。でも、街中とか電車だとよくわからん」
イコライザーはデフォルトの状態、音量40%でこれなので、音量を上げると外にガッツリ漏れそうです。
ノイズキャンセリングは無し
当たり前ですが、Soundcore C30iは耳を塞いでないのでノイズキャンセリングはありません。
そういう用途なら、カナル型一択。
Soundcore C30iのケース
ヌルテカなケース

今回は「ホワイト」を購入しました。
ケースの塗装は、ヌルテカ。
ワックスがけをした車のような表面をしています。
マットカラーの方が高級感がでるのが、ワイヤレスイヤホンの世界なので、ちょっと安っぽさを感じます。
蓋は上に開くタイプ。

スライド式が好きなので、このあたりも個人的には物足りなさを感じますが、5,990円廉価モデルだと考えると、許容範囲。
無線充電には非対応

Soundcore C30iのデメリットを上げるとするなら、ケースが無線充電に非対応なところ。
最近は比較的安いイヤホンでも無線充電に対応していることが多いため、このあたりは少し残念ポイント高め。
Soundcore C30iの装着感

Soundcore C30iはイヤーカフのように耳に引っかかるタイプのイヤホン。
そのため、カナル型で耳が痛くなりやすい人、カナル型で耳が蒸れて不快に感じる人、耳掛けタイプのオープンイヤー型と相性が悪い人は比較的快適に利用できると思います。

装着をするときに少しコツが必要で、耳たぶのほうからぐいっとつける感じ。
慣れてしまえば大したことはありません。
僕はかなり快適に使えているのですが、人によっては耳が痛くなることがあるらしい。
カナル型でもそういった事象はありえるので、このあたりはイヤホンのギャンブル要素だな・・・といつも思っています。
価格
5,990円は試しやすい金額
僕はオープンイヤー型のイヤホンの市場に詳しくないですが、カナル型イヤホンが高級化していく昨今において、Soundcore C30iの5,990円という金額は安いと感じました。
カナル型イヤホンなら、色々と使ってきたので音質と価格のバランスがどんなもんか?を比べれる・・・はずなのですが、オープンイヤー型は今回初めて使うため、今後はSoundcore C30iをベンチマークとして、他にも良さそうなオープンイヤー型のイヤホンを見つけたら比べていこうと思っています。
オススメできる人
特徴まとめ
- オープンイヤー型のイヤホン
- ケースが無線充電非対応
- 価格5,990円と入手しやすい金額
- 音質は「使える」程度
オススメできる人
- 長時間の作業用BGM用のイヤホンが欲しい人
- 外出時に周りの音が気になる人
- カナル型イヤホンで耳が痛くなる人
- 音質にこだわりがない人
オススメできない人
- 音漏れNGな環境でイヤホンを使う人
- ノイズキャンセリングイヤホンが欲しい人
- 音質にこだわりがある人
Soundcore Liberty 4 Proと使い分ける

Soundcore C30iは作業用イヤホン
今回初めてオープンイヤー型を買って、使ってみたわけですが個人的に一番好きだった要素は、耳が蒸れないのが良かったです。
それ以外の要素はカナル型に負けてしまうので、僕の中でSoundcore C30iはサブイヤホンとして使っていくことに決めました。
- Soundcore C30i
- 長時間の作業、ゲーム
- 外出等の周囲の音も確認したいとき
- 運動や暑くて耳が蒸れないようにするとき
- Soundcore Liberty 4 Pro
- 集中作業をするとき(外音を遮断したいとき)
- オンライン会議
みたいなざっくりルールを決めて運用していこうと思いました。
耳を塞がず、周囲の音を拾えるイヤホンなので、ワンチャン自転車でも大丈夫な気はしますが、このあたりについては言及するのはやめておきます。
責任取りたくないし。